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2005年4月15日

●目を覚ました

目を覚ました。背中にチクッと痛みを覚えてからどれだけ経ったのだろう。
気がつくと洋服を着たままソファーの上でうつ伏せになって寝ていたようだ。
窓からは白いカーテンの隙間から西日が射しこみ彼の少しやつれた目頭を優しく照らしていた。
彼は気だるい身体を無理やり起こしその窓に目をやった。
窓の外には既に満開となったピンクがかった桜の白い花びらが風に吹かれ
太陽の光を浴びてキラキラと光りながら舞い散っていた。
多分ソメイヨシノであろうか舞台で舞い散る紙吹雪のような散り方であった。
テーブルの上の置時計を覗き込むと既に時刻は13時を過ぎていた。
喉が渇いたので辺りを見渡すとテーブルの上にアクエリアスのペットボトルが2本置いてあったので
それを口に含んだ。
その隣には薬でも入っているのであろうか白い10cm程度のビンが置かれてあった。
1本のペットボトルのキャップは外れたままになっており既に昨日半分以上飲んでしまったらしい。
彼は昨日の事を思い出そうとしながらアクエリアスを一気に口に含んだ。
どうやら昨日は随分と飲んでしまったようだ。
しばしぼんやりとしながら昨日の飲み会の事を考えていた。
其の内にいつもの連中と花見と言う口実でK駅の近くで飲み会をやった事を思い出した。

後はコメントに続く

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コメント

彼は高校時代の同期と毎月定例会と称し飲み会をやっていた。高校時代の同期生と言うことの気安さも有り昨日はアルコールが入ると一気に酔いが回ってきたようだ。これが仕事の付き合いや会社の同僚との飲み会ともなれば少しは飲み方も変わってきて、酔っているようで酔っていないところもある。しかし昨日は気のおけない連中ばかりであった為飲み始めて2時間もしない内に酔いが回ったようだ。それから四件程梯子をし、朝方迄飲んでしまったのだ。家に着いたのは既に6時であった。ただ誰と飲んだのか幾ら考えても顔が浮かばなかっ。次のコメンに続く。

懐かしいメンバーが集まった事に間違いはなかった。会いたい仲間と会っていたのである。最初のビールの乾杯から焼酎日本酒とチャンポンをして飲んだせいも有るが、同期生という安心感からかいつもの飲み会のような気が張ったところが無かった為、心地良く酔ったと言った方が正解であろう。そんな飲み会を毎月開催出来る事に彼は満足していた。彼が同期生とこのような付き合いを始めたのはつい2~3年前からである。関東地方には高校の同窓会があって、その同窓会の幹事役は満50歳を迎えた学年が担当するという諸先輩達が勝手に決めたルールがあった。

ルールに従い彼等は総会の準備を1年掛けてやる事になった。初めはそんな幹事役が務まるのかという不安が有り、準備を始めると開催日を何日にするかという問題が出てきた。同窓会は高校の創立記念日に開催する事が例年のしきたりであったらしいが、普段の日に開催すると言う事は学生の身分ならいざ知らず、社会人が会社を休んで迄同窓会の幹事役をこなすと言う発想は彼等には到底出きる筈も無い事であった。3年前迄は現にその悪しき週間が守られており、その古い習慣はそのまま続くのではないかと思われていたが彼等の2年先輩から状況は一変した。

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