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2006年1月12日

●与謝蕪村

葱買(ねぎこう)て枯木の中を帰りけり

宿かせと刀投出す吹雪哉

画家らしい俳句で、情景が目の前に浮かび上がってくるようだ。
また、蕪村の人柄がなんとなく伝わってくるのが、面白い。
最も短い17文字の文学、見事だと思う。
31文字もなかなか思ったことが表現できないのに、
俳句を作る人にはまったく脱帽。
ところで、歌会始めは14日だったかな。
毎年、今年こそは見過ごさないようにと、そわそわする今頃である。
お題は「笑」。

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コメント

昨夜、夕刊を見て青ざめた。歌会始めは、昨日の午前中。まさに、正月ボケだ...。
天皇陛下と皇族方、召人、選者、入選者の歌が掲載されていた。
お題「笑み」だけあって、明るく微笑ましい歌が多かった。
ところで、歌会始めの選者の一人、岡野弘彦さんの歌の中には、私の好きな歌が幾つかある。
昨日の歌は
「天の戸をあなおもしろと分け出でし神の笑まひに世はまかがやく」
今年一年、明るく、良い世の中であって欲しいという願いが込められているような気がする。
日本の神話、歴史を踏まえた歌で、さすが岡野氏と関心した次第。
さて、来年のお題は「月」。日本人の美意識は「雪月花」、「花鳥風月」とか。
昨夜も月の光が冴えていた。さあ、一首、作ってみよう。

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