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2006年1月26日

●暗誦の思い出

高校に入学して間もないころ、
校歌と応援歌の歌詞を翌日までに
暗記していかなければならないのには驚いた。
生徒手帳に書いてある歌詞の、見たこともない難しい漢字に振り仮名をして、
必死に暗記して、翌日登校した。
お昼の応援歌練習の緊張したこと....。

また、古文の中で、暗記して来るように課題に出されたのが平家物語、枕草子、方丈記など。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏(ひとえに)に風の前の塵に同じ。~」

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例しなし。
世中にある人と栖(すみか)と、またかくのごとし。~」

いま、暗誦文化は全滅の危機に瀕しているらしい。
惜しいことだと思っている。
高校一年に覚えたリズムの良い名文が、
今でも時おり思い浮かんできて、心を豊かにしてくれるのだから。

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